Sympa の配布物は http://www.sympa.org
他のメーリングリストソフトウェア (majordomo, GNU Mailman, LISTSERV, Lyris ListManager Sympa の形式に変換する必要があります。Sympa のユーザが書いたスクリプトを寄贈物のページ (英語) に挙げてありますので、これらが役に立つかもしれません。
Sympa のインストールと設定は、経験ある UNIX 利用者で、これまでに Perl のパッケージをインストールしたことのある方なら、比較的容易なものです。
UNIX
Sympa を使うには、それなりに最近の UNIX システムでなければなりません。特に、 ANSI C コンパイラのあるシステムであることが必要です (言い換えると、コンパイラがプロトタイプに対応していなければならない、ということです)。
以下のシステムでは、Sympa はインストールされ、テストされていますので、特に問題は起きないはずです。
お使いの OS FAQ (英語) を参照してください。
今では、ほとんどの UNIX システムに ANSI C gcc コンパイラをインストールするとよいでしょう。近所の GNU サイトにあります。日本のサイトの例。
インストールのためには、sendmail MTA の充分最近のリリースもいります。つまり、リリース 8.9.x かそれ以降のリリースです。また、postfix や qmail も使えます。
Sympa を使えるようにするには、Perl 言語インタプリタのリリース 5.8 以降が必要です。また、いくつかの CPAN モジュールも必要です。
make の際に、check_perl_modules.pl スクリプトが実行されて、必要なバージョンの Perl と CPAN モジュールがインストールされているかどうか調べます。CPAN モジュールがなかったり古かったりすると、インストールします。
自分で CPAN モジュールをダウンロードしてインストールすることもできます。近所の CPAN アーカイブに Perl インタプリタの最近のリリースがあるでしょう。近所のサイトを見つけるのは、CPAN multiplexer を使えば簡単です。
以下の CPAN モジュールは、Sympa に必要で標準的な Perl の配布物には同梱されていないものです。make の際に、Sympa は足りない Perl モジュールを指摘して自動的にインストールしようとします (この処理には root 権限が必要です)。
Sympa はリリースを重ねるごとに新しい仕様が付け加わりますので、以下のモジュール一覧が最新のものではないこともありえます。
CGI;CipherSaber;DB_File;DBD;DBI;Digest-MD5;Encode;FCGI;File-Spec;IO-stringy;libintl-perl;libwww-perl;MailTools;MHonArc;MIME-Charset;MIME-EncWords;MIME-tools;MIME-Base64;Regexp-Common;Template-Toolkit;XML-LibXML.リリース 2 から、Sympa を適切に動作させるためには RDBMS Sympa はまた、利用者のデータを外部のデータベースから展開することもできます。こういった仕様には、データベース関連の Perl ライブラリをインストールする必要があります。一般的なデータベースインタフェース (DBI) や RDBMS ごとのデータベースドライバ (DBD) といったものです。
DBD (データベースドライバ)。Net::LDAP (perlldap)。Archive::Zip。SOAP-Lite が必要です。File-NFSLock が必要です。
Sympa UNIX ユーザ (とたぶんグループ) を作成することです。インストールされたソフトウェアのほとんどが、このアカウントで実行されます。ユーザ名とグループ名どちらも sympa にするとよいでしょう。
Sympa ユーザのログインディレクトリには数多くのファイルが置かれます。本書では、今後このログインディレクトリを /home/sympa で示します。
Sympa を使う前に、自分のインストールソフトウェアにあわせていくつかパラメータを指定し、ソースをカスタマイズしなければいけません。
まず、アーカイブファイルを展開してソースを取り出します。展開先はたとえば ~sympa/src/ ディレクトリなどにします。アーカイブを展開すると sympa-5.4.x/ という名前のディレクトリができ、必要なファイルやディレクトリはすべてこの中にできます。この中の doc/ ディレクトリには、本書がさまざまな形式で入っています。 sample/ ディレクトリには設定ファイルのサンプルがいくつか入っています。 locale/ ディレクトリは多言語メッセージが入っているところです。そしてもちろん、src/ ディレクトリはメールロボットの、また wwsympa はウェブインタフェースのディレクトリです。
例:
# su -c "gzip -dc sympa-5.4.x.tar.gz | tar xf -"
$ ./configure ; make ; make install
configure は Makefile を構築します。以下のコマンドライン引数をとることができます;
--prefix=PREFIX。Sympa のホームディレクトリ (初期値 /home/sympa/)--with-bindir=DIR。ユーザ実行ファイルを DIR に置く (初期値 /home/sympa/bin/)queue プログラムと bouncequeue プログラムをこのディレクトリにインストールします。 Sendmail が smrsh を使うよう設定してあるとき (sendmail.cf の mailer prog の定義を調べてください) は、これを /etc/smrsh に指定しなければなりません。RedHat Linux を使っていればおそらくそうでしょう。--with-sbindir=DIR。システム管理実行ファイルを DIR に置く (初期値 /home/sympa/bin)--with-libexecdir=DIR。プログラム実行ファイルを DIR に置く (初期値 /home/sympa/bin)--with-cgidir=DIR。CGI プログラムを DIR に置く (初期値 /home/sympa/bin)--with-datadir=DIR。初期の設定データを DIR に置く (初期値 /home/sympa/bin/etc)--with-confdir=DIR。Sympa の主設定ファイルを DIR に置く (初期値 /etc)sympa.conf と wwsympa.conf がインストールされます。--with-expldir=DIR。可変データを DIR に置く (初期値 /home/sympa/list_data/)--with-libdir=DIR。ライブラリコードを DIR に置く (初期値 /home/sympa/bin/)--with-mandir=DIR。マニュアルページを DIR に置く (初期値 /usr/local/man/)--with-docdir=DIR。文書ファイルを DIR に置く (初期値 /home/sympa/doc/)--with-initdir=DIR。System V init スクリプトを DIR に置く (初期値 /etc/rc.d/init.d)--with-lockdir=DIR。ロックファイルを DIR に作成する (初期値 /var/lock/subsys)--with-piddir=DIR。 .pid ファイルを DIR に作成する (初期値 /home/sympa/)--with-etcdir=DIR。利用者が作成する設定ファイルのディレクトリを DIR に置く (初期値 /home/sympa/etc)--with-localedir=DIR。言語ファイルを DIR に作成する (初期値 /home/sympa/locale)--with-scriptdir=DIR。スクリプトファイルを DIR に作成する (初期値 /home/sympa/script)--with-sampledir=DIR。サンプルファイルを DIR に作成する (初期値 /home/sympa/sample)--with-spooldir=DIR。スプールディレクトリを DIR に作成する (初期値 /home/sympa/spool)--with-perl=FULLPATH。Perl インタプリタのフルパスを設定する (初期値 /usr/bin/perl)--with-openssl=FULLPATH。OpenSSL のパスを設定する (初期値 /usr/local/ssl/bin/openssl)--with-user=LOGIN。sympa ユーザの名前を設定する (初期値 sympa)--with-group=LOGIN。sympa グループ名を設定する (初期値 sympa)--with-sendmail_aliases=ALIASFILE。Sympa で使うエイリアスファイルを設定する (初期値 /etc/mail/sympa_aliases)。エイリアス管理を無効にするときは 'none' に設定します (sympa.conf で値を設定することでこの値を上書きできます)1)--with-virtual_aliases=ALIASFILE。Sympa で使う Postfix の仮想エイリアスファイルを設定する (初期値 /etc/mail/sympa_virtual)alias_manager.pl スクリプトに使います:--with-newaliases=FULLPATH。Sendmail の newaliases コマンドのパスを設定する (初期値 /usr/bin/newaliases)--with-newaliases_arg=ARGS。newaliases コマンドの引数を設定する (初期値引数なし) 以下の設定は、postfix_manager.pl スクリプトに使います:--with-postmap=FULLPATH。Postfix の postmap コマンドのパスを設定する (初期値 /usr/sbin/postmap)--with-postmap_arg=ARGS。Postfix の postmap コマンドの引数を設定する (初期値引数なし)
make はいくつかバイナリ (queue、bouncequeue、aliaswrapper) をビルドし、必要な CPAN モジュールのインストールを助けます。
make install でインストール作業を行います。これは以下のオプションをとることができます:
Makefile が Sympa を (DIR ではなく) DESTDIR/DIR にインストールするように設定します。これは RPM や DEB などのパッケージを構築するのに便利です。
Sympa の 3.3 版からは、色は sympa.conf のパラメータになりました (color parameters 参照)。
~sympa/bin/ ディレクトリにさまざまな Perl プログラムと queue バイナリプログラムが入ります。なお、このバイナリは set-uid-on-exec ビットがセットされています (所有者は sympa ユーザです)。これは意図的なもので、Sympa が正しく動作するためには欠かせないのです。
ディレクトリはすべて /etc/sympa.conf で決定され、Sympa が実行時に読み取ります。インストール中に sympa.conf ファイルが見付かると、サンプル用のファイルが作成されます。初期のディレクトリ構成については「構成」を参照してください。
sympa ユーザのログインディレクトリ下に集めることをお勧めします。
いまのところ、こういったディレクトリは手作業で作成しなければなりません。でるだけ制限のあるアクセス権限を与えてもいいでしょう。sympa アカウントで動作するプログラムだけがアクセスできればよいからです。
「ロボットのエイリアス」参照。
「ウェブサーバの設定」参照
Sympa では、手続きごとの記録をログファイルに残します。ただし、これには syslogd デーモンの設定が必要です。 Sympa の初期値では local1 ファシリティを使います (sympa.conf の syslog パラメータ)。 WWSympa のログ記録の挙動は wwsympa.conf の log_facility パラメータで定義します (初期値は Sympa と同じファシリティです)。
つまるところ、syslogd の設定ファイル (/etc/syslog.conf) に一行追加しなければなりません。例えば:
local1.* /var/log/sympa
そして、syslogd を再読み込みします。
プラットフォームによって、syslog デーモンは UDP を使ったり UNIX ソケットを使ったりします。 Sympa の初期値は UNIX ソケットを使うようになっています。 sympa.conf の ''log_socket_type'' パラメータを変更すればこの動作を変えられます。testlogs.pl を使えばログの動作を確認できます。
syslog-ng が動作しているシステムでは、syslog-ng.conf (syslog-ng.conf.in
destination sympa { file ("/var/log/sympa") ; };
log { source(src); filter(f_sympa); destination(sympa); };
filter f_sympa { facility(local1) and match('sympa'); };
そして、syslog を再起動します。
翻訳作業については 訳語について も参照してください。