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仮想ホスト

Sympa は、単一のホストへの単一の Sympa のインストールで別々のメーリングリストサーバを運用できるよう設計されています。Sympa の仮想ホストは、ちょうど Apache の仮想ホストのようなものです。Sympa の仮想ホストの定義には、ロボット1)自体およびそのリストの電子メールアドレス、そして仮想 HTTP サーバのアドレスが含まれます。ロボットごとにアクセスできるリストの集合があり、それぞれのリストはただひとつのロボットに関連づけられます。

設定パラメータのほとんどを、ロボットごとに再定義できます。ただし、Sympa SMTP 機構、ウィルスチェックプラグイン、など) は別です。

Sympa の文書と設定ファイルで定義する仮想ホストの名前には、仮想ホストのインターネットでのドメイン名を用います。

なお、Sympa の仮想ホストにはある制限があります。別々の仮想ホストであっても、同じ名前 (ローカル部) を持つリストを 2 つ作成することはできないのです。

仮想ホストを作成するには

Sympa サーバを複数インストールする必要はありません。ただひとつの sympa.pl デーモンと、ひとつ以上の fastcgi サーバがあれば、すべての仮想ホストを運用できます。新たなドメインの定義を受け付けるよう、サーバの環境を設定するだけです。

  • DNS に、新たなメール交換機 (MX レコード) の定義を設定しなければなりません。メッセージがサーバに届くようにするためです。また、新たなホスト名 (A レコード) か別名 (CNAME レコード) も必要です。新たにウェブサーバを定義するためです。
  • MTA (sendmail, postfix, exim, ...) を、新たなロボットのドメイン宛てのメッセージが届いたら受け取るよう設定します。ロボットのメールエイリアスを追加します: 例 (Sendmail 
    sympa@your.virtual.domain: "| /home/sympa/bin/queue sympa@your.virtual.domain"
    listmaster@your.virtual.domain: "| /home/sympa/bin/queue listmaster@your.virtual.domain"
    bounce+*@your.virtual.domain: "| /home/sympa/bin/bouncequeue sympa@your.virtual.domain"
  • HTTPD サーバの仮想ホスト を定義します。HTTPD サーバの共通セクションで定義した fastcgi サーバは、すべての仮想ホストで使えますから、仮想ホストごとに専用の fastcgi サーバを実行する必要はありません。例:
    FastCgiServer /home/sympa/bin/wwsympa.fcgi -processes 3 -idle-timeout 120
    ……
    <VirtualHost 195.215.92.16>
      ServerAdmin webmaster@your.virtual.domain
      DocumentRoot /var/www/your.virtual.domain
      ServerName your.virtual.domain
      <Location /sympa>
        SetHandler fastcgi-script
      </Location>
      ScriptAlias /sympa /home/sympa/bin/wwsympa.fcgi
      Alias /static-sympa /home/sympa/your.virtual.domain/static_content
    </VirtualHost>
  • ディレクトリ /home/sympa/etc/your.virtual.domain/ を作成します。ここに仮想ホストの設定が入ります。このディレクトリは sympa ユーザを所有者とし、このユーザで読み書きできなければなりません。
  • 仮想ホストの設定ファイル /home/sympa/etc/your.virtual.domain/robot.conf を作成します。形式は sympa.conf のサブセットになっています (次節で説明します。robot.conf のサンプルがあります)。
  • ディレクトリ /home/sympa/list_data/your.virtual.domain/ を作成します。ここに仮想ホストのメーリングリストのディレクトリが入ります。このディレクトリは sympa ユーザを所有者とし、このユーザで読み書きできなければなりません。
    # su sympa -c 'mkdir /home/sympa/list_data/your.virtual.domain'
    # chmod 750 /home/sympa/list_data/your.virtual.domain

robot.conf

仮想ホストのカスタマイズ

複数の仮想ホストを管理する

2 つ以上の仮想ホストを運用しているときは、この後、初期値のロボットのメーリングリストをすべて /home/sympa/list_data/my.domain.org/ 

このような仮想ホストを作成するには、/home/sympa/list_data/my.domain.org/ ディレクトリと /home/sympa/etc/my.domain.org/ ディレクトリを作成し、 /home/sympa/etc/my.domain.org/robot.confhosthttp_hostwwsympa_url といったパラメータを初期値のロボット (sympa.conf ファイルと wwsympa.conf ファイルで定義してある) と同じになるようにカスタマイズする、ということが必要です。


Virtual host の 2009/01/26 14:06 の版を元に翻訳しました。もとの文書の更新に気づいた方は、差分を参照して更新してください。

翻訳作業については 訳語について も参照してください。

1) 本書でロボットという用語は、特定のメールアドレスに送られるメッセージを受け取って自動処理するソフトウェアのことを指します。
ja/manual/virtual-hosts.txt · 最終更新: 2009/11/26 13:58 by david.verdin@cru.fr

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