× Sympa のインストール

Sympa のほとんどは Perl で書かれています。また、C で書かれた専用のプログラムをいくつか含みます。

Sympa の入手 --- 関連するリンク

Sympa の配布物は http://www.sympa.org で手に入ります。以下のような重要な情報は、すべてここで見ることができます:

  • ソースコード。
  • リリースノート。
  • Linux 用の .rpm パッケージや .deb パッケージ。
  • 寄贈物。
  • ……

他のソフトウェアからの移行

前提条件

Sympa のインストールと設定は、経験ある UNIX 利用者で、これまでに Perl のパッケージをインストールしたことのある方なら、比較的容易なものです。

なお、この「前提条件」に述べるものがシステムに入っていない場合、インストール作業の大半はそれを導入する作業に費すことになります。これ以外に補助的なツールなどは必要ありませんし、最近の UNIX システムでは、以下のようなもののインストールは通常きわめて簡単にできます。下に示す一覧の順にインストールと確認の手順を踏むことを強くお勧めします。それぞれの手順については後の節で詳しく説明します。

Sympa を使うには、それなりに最近の UNIX システムでなければなりません。特に、 ANSI C コンパイラのあるシステムであることが必要です (言い換えると、コンパイラがプロトタイプに対応していなければならない、ということです)。

以下のシステムでは、Sympa はインストールされ、テストされていますので、特に問題は起きないはずです。

  • Linux (さまざまなディストリビューション)
  • FreeBSD 2.2.x と 3.x
  • NetBSD
  • Digital UNIX 4.x
  • Solaris 2.5 と 2.6
  • AIX 4.x
  • HP-UX 10.20

お使いの OS 特有の問題についての情報は、FAQ (英語) を参照してください。

今では、ほとんどの UNIX システムに ANSI C コンパイラが付属するようになりました。そうでない場合は、gcc コンパイラをインストールするとよいでしょう。近所の GNU サイトにあります。日本のサイトの例

インストールのためには、sendmail MTA の充分最近のリリースもいります。つまり、リリース 8.9.x かそれ以降のリリースです。また、postfixqmail も使えます。

以下の CPAN モジュールは、Sympa に必要で標準的な Perl の配布物には同梱されていないものです。make の際に、Sympa は足りない Perl モジュールを指摘して自動的にインストールしようとします (この処理には root 権限が必要です)。

Sympa はリリースを重ねるごとに新しい仕様が付け加わりますので、以下のモジュール一覧が最新のものではないこともありえます。

  • CGI;
  • CipherSaber;
  • DB_File;
  • DBD;
  • DBI;
  • Digest-MD5;
  • Encode;
  • FCGI;
  • File-Spec;
  • IO-stringy;
  • libintl-perl;
  • libwww-perl;
  • MailTools;
  • MHonArc;
  • MIME-Charset;
  • MIME-EncWords;
  • MIME-tools;
  • MIME-Base64;
  • Regexp-Common;
  • Template-Toolkit;
  • XML-LibXML.

リリース 2 から、Sympa を適切に動作させるためには RDBMS が必要となりました。読者登録や読者の個人設定をデータベースに格納します。Sympa はまた、利用者のデータを外部のデータベースから展開することもできます。こういった仕様には、データベース関連の Perl ライブラリをインストールする必要があります。一般的なデータベースインタフェース (DBI) や RDBMS ごとのデータベースドライバ (DBD) といったものです。

  • ご利用になる RDBMS (たとえば MySQL なら Msql-Mysql モジュール) 関連の DBD (データベースドライバ)。
  • Sympa を LDAP のディレクトリと連携させて動的なメーリングリストを構築しようと考えておられるのなら、Perl LDAP ライブラリをインストールしなければなりません —
    Net::LDAP (perlldap)。
  • リストの投稿保管庫を ZIP ファイル形式でダウンロードできるようにしたいのなら、書庫データ官吏の Perl モジュールをインストールしなければなりません —
    Archive::Zip
  • Sympa SOAP サーバを実行するには SOAP-Lite が必要です。
  • NFS ロックに対応するには File-NFSLock が必要です。

データベースの作成

コンパイルとインストール

Sympa を使う前に、自分のインストールソフトウェアにあわせていくつかパラメータを指定し、ソースをカスタマイズしなければいけません。

まず、アーカイブファイルを展開してソースを取り出します。展開先はたとえば ~sympa/src/ ディレクトリなどにします。アーカイブを展開すると sympa-5.4.x/ という名前のディレクトリができ、必要なファイルやディレクトリはすべてこの中にできます。この中の doc/ ディレクトリには、本書がさまざまな形式で入っています。 sample/ ディレクトリには設定ファイルのサンプルがいくつか入っています。 locale/ ディレクトリは多言語メッセージが入っているところです。そしてもちろん、src/ ディレクトリはメールロボットの、また wwsympa はウェブインタフェースのディレクトリです。

例:

# su -c "gzip -dc sympa-5.4.x.tar.gz | tar xf -"

これで、インストールの手順を実行できます:

$ ./configure ; make ; make install

configureMakefile を構築します。以下のコマンドライン引数をとることができます;

make はいくつかバイナリ (queuebouncequeuealiaswrapper) をビルドし、必要な CPAN モジュールのインストールを助けます。

make install でインストール作業を行います。これは以下のオプションをとることができます:

  • DESTDIR。MakefileSympa を (DIR ではなく) DESTDIR/DIR にインストールするように設定します。これは RPM や DEB などのパッケージを構築するのに便利です。

Sympa の 3.3 版からは、色は sympa.conf のパラメータになりました (color parameters 参照)。

すべてが順調に進めば、~sympa/bin/ ディレクトリにさまざまな Perl プログラムと queue バイナリプログラムが入ります。なお、このバイナリは set-uid-on-exec ビットがセットされています (所有者は sympa ユーザです)。これは意図的なもので、Sympa が正しく動作するためには欠かせないのです。

ディレクトリはすべて /etc/sympa.conf で決定され、Sympa が実行時に読み取ります。インストール中に sympa.conf ファイルが見付かると、サンプル用のファイルが作成されます。初期のディレクトリ構成については「構成」を参照してください。

もちろん、ファイルやディレクトリを多くの異なった場所に分散させることもできます。ですが、すべてのディレクトリやファイルを sympa ユーザのログインディレクトリ下に集めることをお勧めします。

いまのところ、こういったディレクトリは手作業で作成しなければなりません。でるだけ制限のあるアクセス権限を与えてもいいでしょう。sympa アカウントで動作するプログラムだけがアクセスできればよいからです。

ロボットのエイリアス

ウェブの設定

ログ


× Installing Sympa の 2009/03/25 15:28 の版をもとに翻訳しました。もとの文書の更新に気づいた方は、差分を参照して更新してください。

翻訳作業については 訳語について も参照してください。


1)
'none' は Sympa 5.3 以降で指定できます。
  • ja/manual/installing-sympa.txt
  • Last modified: 2018/03/30 08:10
  • by ikeda@conversion.co.jp